2016-01-01から1年間の記事一覧

Scintillaとmrubyでテキストエディタを作る(6) : folding

Scintillaの豊富な機能のひとつにfoldingがある。”折り畳み”である。 プログラムを編集する際、クラスやメソッド単位で表示・非表示を切り替えるようなものである。 作成中のmrbmacsというエディタでの例だが、folding機能を有効にすると、以下のようにmodul…

Scintillaのsyntax highlightingの調査

Scintillaは多数のプログラミング言語に対応していて、syntax highlighting機能もある。 編集中のファイルを言語と対応付けるには、SCI_SETLEXERLANGUAGE(<unused>, const char *name) というコマンドが使える。 nameには言語名を入れれば良い。 syntax highlighting</unused>…

Scintillaとmrubyでテキストエディタを作る(5) : 単純な検索と置換機能

ScintillaとmrubyでEmacsライクなテキストエディタ(mrbmacs)を作成している。 Scintillaにはテキストエディタに必要な様々な機能が用意されているので、自作エディタになにかしらの機能を追加する手順は、 実装したい機能を考える Scintillaのドキュメントか…

Scintillaとmrubyでテキストエディタを作る(4) : GTK版

curses版 のエディタは、そこそこ動くところまで作れたので、他のUIのものも用意できないか検討してみた。 そもそも、ScintillaはWindows、Mac OS X、GTKに対応しているので、まずはその辺りから。 一番簡単そうな、GTKから着手。 curses版(mruby-bin-mrbmac…

Scintillaとmrubyでテキストエディタを作る(3) : mruby-cli化

前回のさらに続き。 ビルド方法の検討 作成中のエディタは Scintillaやcurses等のライブラリに依存しまくっているので、ビルドが面倒であった。 また、複数のプラットフォームで利用できないか、検討した。 当初は、buildスクリプトを頑張って用意していたが…

Scintillaとmrubyでテキストエディタを作る(2)

前回 の続き。 用意するmrbgem mruby-curses まずはこれが必要だろうと考えた。検討した段階でgithubには存在したので、それを利用した。 その後、幾つか欲しい機能が出てきたので、一旦fork。 GitHub - masahino/mruby-curses 後から考えると、scinterm越し…

Scintillaとmrubyでテキストエディタを作る

しばらく前から、Scintilla (http://www.scintilla.org) というテキスト編集用のライブラリとmrubyを使ってテキストエディタを作成している。 検討結果の備忘録として、色々と記録しておきたいと思う。 概要 ScintillaはWin32、GTK+、OS Xに対応しているが、…

GR-SAKURAでGROVEの温湿度センサを使う

GR-SAKURAのローカルビルド環境を更新したので、GROVEの温湿度センサを使ってみる。 ベースシールドを取り付ける。 Seeed Studio Bazaar, Boost ideas, Extend the Reach etherの口が干渉するので、マスキングテープでカバー。 温湿度センサは、これ。使われ…

GR-SAKURAのビルド環境をアップデートしてみる

久々にGR-SAKURAで遊ぼうと思い、まずはローカルのビルド環境を更新している。 ソースはhttps://gcc-renesas.com/ja/からダウンロードできる。今回はv16.01をダウンロードした。 ビルド方法は、 https://gcc-renesas.com/wiki/index.php?title=How_to_build_…